はじめに
今回は対象が個別なのか集団なのかという話ではなく、支援者側の連携について考えてみたいと思います。個人心理療法であっても関係各所と連携をとることが発生しますし、集団精神療法などではもちろん多くの連携が必要になってきます。その際の心構えについて書いていきたいと思います。
相手のことを知ること
至極当たり前のことですが、連携する相手のことを知ることが重要になります。基本的なところでいえば、
- 名前
- 職種
- 顔
というところは基本になってくるかと思います。そして、他の職種であれば、その職種の理念や方向性などもある程度知っておくと話がしやすくなると思います。もちろん個人的な志向性の違いはありますが大まかに、業務内容や何を担ってくれているのかということを意識するのが大切です。その他、
- どういう方法でコンタクトがとれるか
- いつ忙しいのか
ということも重要になります。連絡を取るのはいいですが、電話などの場合、出てはもらえるけれも落ち着いて相手が話せる時間や場所なのかということを配慮できるといいかもしれません。もちろん業務なのでこちらが必要以上に配慮する必要はないとは思いますが、気持ちよく仕事をする配慮として無理ない範囲で行ってもよいのではと個人的には思います。
自分のことを知ってもらう
連携する際に忘れがちですが、相手のことを知ること以上に自分のことを知ってもらうことが重要です。先程相手のことを知ることであげた項目を知ってもらうことが重要です。職種や所属や名前や何をしている人なのかは、他所の職場や部署からしたらあまり意識されていないことが存外多いです。
自分の知らないことを知ってもらう
自分のことをある程度知ってもらえたら、自分が何を知らないかということを相手に知ってもらうことが重要になります。
自分の業務外のことをすべて把握することは不可能ですしできたとしても効率的ではありません。なので自分が知らないこと、わからないことについて相手側に知ってもらっていると、話がスムーズに進むことが多いです。
おわりに
どうしても一人職場などが多い心理業界ですが仲間は多いに越したことはありません。支援のためにもうまく連携をとっていきましょう。
コメント