はじめに
この記事では対人援助の場で関わっていて注意する必要のある状態を書いていきたいと思います。私「梅干し大吟醸」が現場にいて痛い目にあったことから書いていこうと思います。第四回目は「葛藤なくアドバイスをしようとしている時」についてです。
アドバイスをしたいのは誰か?
アドバイスは特にネガティブなイメージはないかもしれませんが、対人援助の場合では特にアドバイスは慎重になる必要があります。それは、アドバイスを本当に求めている場合を見極めるのが難しいからです。一つの間違いとして、支援者側がアドバイスをしたい(しなければならない)と思っているだけのことが多々あるからです。解決策は自分で持っていることが多いのでアドバイスを欲しておらず、ただ背中を押して欲しいだけのことが体感として多いです。
正論は人を傷つける
そしてアドバイスの難しいところは、反論の余地のない事柄ほど、受け取る側を傷つける可能性が高くなることです。自信を持ってアドバイスできる内容ほど相手を傷つける可能性があるということです。
”痛いところを突かれた”という表現がぴったりかもしれません。事実に直面化させられるという状況は侵襲性があります。もちろん直面化が必要な場合もありますが、その場合は見立てをしっかりする必要がありますし、アドバイスでなくても直面化は可能です。
伝え方がキツくなってしまう
正しさがこちら側にあると思うと、伝え方がどうしても厳しくなってしまいます。いくら気をつけても、この傾向は必ず出てきてしまいます。そうするとアドバイスにかかわらず伝わるべきものも伝わらなくなってしまいます。支援、被支援の関係に関わらず、どんな関係のコミュニケーショにおいても気をつける問題です。
まとめ
アドバイスは誰のために行うかの吟味が必要です。そして当該アドバイスが自分の中で正論と思った時には、伝え方を極力ソフトにする工夫も同時に必要になってきます。
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